『アンドウピアノクリニック』では、ピアノの調律・修理を承っております。40年の技術経験でお客様の満足に応えられるよう、また「綺麗なハーモニー」を
モットーにピアノの音にこだわりを持ってサービスを提供しています。

ピアノ調律・修理 アンドウピアノクリニック
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   「調律」というと、ただ音程あわせだけと思われる方も多いのではないでしょうか。
   年一回の「調律」(ピアノ全体のメンテナンス)が必要なのは、正しい音程の維持
   だけではないのです。
   ピアノの内部は、1年間の温度・湿度の変化によってさまざまな影響を受けます。
   その結果生じるアクション (キーをたたくと音が出るしくみ) の狂い (変化) の調
   整、内部にたまったホコリや異物の除去等、いくつもの細かい作業が必要です。
   最良の状態でピアノを楽しむには、最低年一回の診断が必要なわけです。
   また、1年間ピアノを1度も弾かれなくても、放っておくと湿気やカビ、弦の錆、とき
   には響板の割れ等が生じ、大きな修理が必要になる場合もあります。
   ピアノも私たち人間と同じで、定期的な診断は欠かせません。

  ピアノの構造

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 発音のしくみ

 鍵盤をたたくとハンマーがさっと動き、弦を打ちます。 このハンマーが弦を打つという行為によ
 ってピアノの音が生まれます。
 ハンマーが弦を打ち、弦は一定の周波数で振動します。細く短い弦 (高音) は早い速度で、太
 く長い弦 (低音) はゆっくりと振動します。
 そして一定の高さの音 (ドとかレといった) を出します。
 ところが、ハンマーが弦を打っただけでは実は非常に小さな音なのです。
 この小さな音を大きくするためのスピーカーの役目をするものが、ピアノにもちゃんと付いている
 のです。 それは「響板」という板です。
 弦の振動は駒を通ってこの響板に伝わり、共鳴し、増幅されて美しい音になるのです。
 響板はピアノの下の板を開けるとよく見ることができます。
 この響板は、スプルースという木 (松の一種) でできており、非常に良く音を共鳴させます。

 音の秘密

 ピアノの弦はミュージックワイヤーともいい、純度の高い炭素鋼でできていますが (低音部の弦
 はミュージックワイヤーの上に銅線が巻いてあります)、これをたたくハンマーの方は羊の毛を
 縮絨したフェルトでできているのです。 
 ハンマーというと一般には鉄製のものを思い浮かべがちですが、ピアノのハンマーは違います。
 ハンマーのフェルトは加工がとても難しく、製作面からいうと大変不合理な素材なのですが、科
 学の発達した今日でも、これに代わる ハンマーが弦をたたく
 ものはありません。
 炭素鋼は水分や塩分を受けると錆び
 るという欠点をもっているのですが、
 錆のこないステンレス鋼など他の線
 材では良い音が出ないので、今も炭
 素鋼のミュージックワイヤーを用いて
 います。
ハンマーが弦をたたく→

 フレームと支柱

 ピアノの弦は1本が80Kg〜90Kgの強さで張られています。
 弦は全部で230本 (機種によって若干の違いがあります) ありますから、弦の引っぱる力は合
 計すると20トンにもなります。 この弦の強い引っぱる力を支えているのは主に鉄骨 (フレーム)
 で支柱の補助的な支えと相まって、弦の張力を保持します。 ピアノはこのフレームがついてい
 るために重いのです。 フレームの上部には、弦の末端を巻きつけてある約230本の太いピンが
響板・フレーム  打ってあります。
 これはチューニングピン (調律をする
 ためのピン) といい、このピンをハン
 マーでしめたり緩めたりして音を合
 わせます。 これを調律といいます。
←響板・フレーム

  ピアノは生きています

 楽器が繊細なものであることは広く知られています。
 バイオリンのように、木でつくられ、しかも構造が単純な楽器は、特に湿度の変化がすぐ音に影
 響しますし、フルートのように金属でできた楽器も、寒いところでは美しい音が出ないという性質
 をもっています。 一見頑丈そうに見えるピアノも例外ではありません。 湿度の高いところや、
 一日の温度の変化が激しい所に置いておくと、美しい音色、また音量も出なくなるばかりか、ア
 クションの動きも鈍くなり、演奏しにくくなってしまいます。
 逆に乾燥しすぎますと木の思わぬ部分がひび割れたりする場合もでてきます。
 ピアノも、人間が快適と感じる温度と湿度、つまり20℃、湿度60%ぐらいが一番いいのです。
 このとき、ピアノはその持てる力を最大限発揮します。
 こうした状態にいつもピアノを置いておくことができれば、長いピアノの寿命はさらにのびると思
 います。
 アクション
 アップライトピアノのアクションは一鍵につき約60個の部品からできています。
 その中でフレンジ (人間でいえば関節にあたります。1鍵について4ヶ所あります) のピンを差し
 込む孔は、実に100分の5ミリという高い精度で作られています。 このフレンジには、写真でお
 分かりのように、ピンがさしてあります。 そしてこのピンの周辺には赤い純毛のブッシングクロ
 スという布が巻いてあります。 ピンの回転をスムーズにし、雑音が出ないようにするためです。
 ピンは硬すぎても柔らかすぎてもいけません。 しかもこの固さは場所によって一つづつ違い
 ます。 このフレンジが水分を吸いすぎて膨らんでしまうと、アクショ ンの動きが鈍くなったり、
 まったく動かなくなってしまいます。 フレンジ
 一度湿気を含んでしまいますと、なか
 なか元には戻りません。
 こうした状態を確認できるのは、やは
 り調律のときしかできません。
フレンジ→
 響板
 響板についても同じようなことがいえます。 一見まっ平に見える響板も、4ミリほど盛り上って
 いるのです。 これは駒に対してかかっている200Kgという弦の圧力に対抗するためで、このわ
 ずかな盛り上りがあるために、弦はしっかりと接触し、張りのある音が得られるのです。
 この響板があまり水分を吸いすぎると、木が柔らかくなり、弦に押されてこの盛り上りがなくなっ
 てしまうようなことがあります。
 高い技術によって響板の盛り上り (クラウン) がなくならないように作られていますが、温度が
 非常に高い状態や、または乾燥しすぎの状態の中に何日も置かれると、やはり抗しきれなくな
 ってしまいます。
 このクラウンがなくなってしまったピアノは、ほとんど修理は不可能となります。
 頑丈に鍛えぬいた体にも限界があるのと同じです。
響板
▲響板
 ハンマー
 羊毛で鉄線を何千回、何万回とたたくわけですからどうしても変化します。
 一般には固くなり、音色も変化し最良の状態ではなくなります。
 多く使うハンマーとあまり使わないハンマーの音の差も出てきます。 常によりよい状態でお使
ハンマー  いいただくためには、ハンマーに針を
 刺したり、ペーパーをかけたりして整
 形する『整音』という作業を行えば、元
 に戻りますが、しかし限度はあります。
 毎日数時間、強度の練習を続ければ、
 やはりハンマーは摩耗するので交換
 が必要となってきます。
←ハンマー
 弦(ミュージクワイヤー)
 良質の炭素鋼の弦も、ピアノの弦として90Kgの強い力で張られたときから鋼の内部に変化が始
 まり、音にも影響しています。
 この鋼の内部変化によって生じた弦ののびを修正する作業が、よくご存知の調律です。
 ピアノを弾いても、弾かなくても、音は常に変化しています。
ベアリング附近の弦→

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